特別お題「青春の一冊」 with P+D MAGAZINE 夕方4時。また寝過ごしてしまったようで黄色い空の中に置いてけぼりにされていた。部屋の片隅にある本棚に目をやると、当たり前のように諦めてしまった若かりし日の夢が申し訳なさそうにはにかんでいた。中でもひ…
あなたは腕に右頬うずめて斜めの視線で何を見ていたのだろうか。 フェンスの向こう側の私はあなたを見ていた。 前髪に風が絡んで額に影をつくるのを遠くから見ていた。 どんなに寂しくてもあなたは独りぼっちなんかじゃないって伝えたかった。 斜めの視線を…
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