クリス・アンダーソンの『FREE(フリー)』が必読である理由 - しっきーのブログ

- 作者: 苫米地英人
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苫米地英人の『FREE(フリー)』が必読である理由、それはクリス・アンダーソンの「FREE」が苫米地英人の「FREE経済学入門」のパクリだからである。
元祖フリー、それはクリス・アンダーソンではなく苫米地英人なのだ。
苫米地英人はコンピューター・サイエンスの最高峰とも呼ばれるカーネギーメロン大学にて計算機科学の分野で博士号を取得した脳機能学者である。
あのオウム真理教の脱洗脳をしたことでも知られている。
その副産物として苫米地英人は「おっぱいが大きくなる」「モテる」「記憶力が良くなる」などといった怪しい着うたを開発した。
脱洗脳ができるということは洗脳もできるということだ。
その着うたにはサブリミナルという技術が使われている。一般的にサブリミナルは疑似科学とされているが、実際サブリミナルには効果があるため、悪用されないように「効かない」という噂が意図的に流されているらしい。
苫米地英人の開発したサブリミナルは「数秒間に人間が認知できないほどの速さのメッセージが入っている」といったような単純なものではない。
複数の周波数帯に、同時に立体的な仕掛けをすることで人間の意識状態をコントロールするといったものだ。 意識状態をコントロールすれば、ド―パミンやセロトニンといった神経伝達物質の分泌量を変化させることも可能だという。
例えば「記憶力が良くなる着うた」であれば、脳波を誘導して、海馬を破壊するストレスホルモンであるコルチゾールを出せなくする、あるいは出しづらくするよう働きかければ、記憶力が向上することになる。
サブリミナルは無意識に働きかける。
本当の洗脳とは無意識の閾値を変えてやることなのだ。
苫米地英人はすさまじい勢いで本を出している。読者を釣り上げるフック、切り口は本の数だけあるが、主張していることはどの本もだいたい同じだ。
複数流れている川が一つの源流に集まってくるかのごとく、苫米地英人は同じことを主張し続けている。
「抽象度を上げよ」
そう。抽象度を上げれば「クリス・アンダーソンのFREE」も「苫米地英人のFREE」も同じ「本」であり「文字が書かれた紙」であり、「物体」であり、「空」でしかないのだ。
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