確定申告の期日がいよいよ明日に迫りました。
「確定申告ってなんですか?」
という方も多いかもしれません。
確定申告とは、前年の所得や控除金額を税務署に申告して、納税額を計算し、税金を納付することです。
ですので、所得がある人はみんな確定申告をする必要があります。
「え?、収入結構あるけど、確定申告やったことないけど?」
という方が多いと思います。
(ちなみに収入は103万円以下の人も確定申告しなくていいいです)
というか、そういう人がほとんどかと思います。
それはなぜか?
下の2つの条件を満たしているからです
1)1つの会社から給料をもらっていて、それが唯一の収入
2)収入が2000万円以下である
この2つを満たしている人は、特例として確定申告をしなくても問題ありません。
その代わり、毎月のお給料から勝手に所得税が引かれていて、会社が勝手に納付しています。
ですので、確定申告をしなくても、税金はきちんと支払われているということです。
さらに、「年末調整」という、本来は税務署がすべき仕事を会社にやらせるという特殊な制度もあり、もし勝手にお給料から引かれていた所得税が多過ぎたら還付してもらえたりします。
ちなみにこの「勝手に給料から税金が引かれる」ことを源泉徴収と言います。
源泉徴収は基本的に「ちょっとだけ多めに取る」感じなので、年末調整ではちょっとだけ返ってくることが多いです。
なので、年末にちょっとうれしい収入が入ってきて「やった〜!」となるのですが、そう考えるのは脳内お花畑です。
というのも、毎月の給料から源泉徴収されるということは、最大で15ヶ月も税金を早めに収めているということなので、キャッシュの現在価値の視点から考えると、非常に損をしているのです。と、そこまで考えることもないとは思いますが、ともかく源泉徴収のおかげで、一般のサラリーマンの方は基本的には確定申告には縁がありません。
ただ、給与所得が2000万円以上あったり、転職等で2箇所以上から給与所得があったり、給与所得以外の雑所得や事業所得や譲渡所得などがあったり、支払った医療費が10万円を超えたりする場合など、収入がいろんなところからある人や控除が大きい人などは確定申告を行う必要があります。
また、例えば、給与所得が2000万円以下のサラリーマンでも、医療費が年間50万円とかあったのであれば、それを確定申告で申告すれば、40万円分は控除されますので、4~5万円くらいは還付されるはずです。
ちなみに、確定申告って結構面倒なのですが、国税庁のページを使って指示通りに数字を入力していくとなんとなく作れます。
あとはそれを税務署に持っていくか郵送すればOKです。
ちなみに、上記の話は個人の給与所得に関する話が主で、個人事業主の方の場合は提出書類が異なります。
いわゆる「複式簿記」をつけて「青色申告」をするのが一般的ですので、そうなるとかなりの時間を確定申告に費やすことになるでしょう。
ここは税理士さんにお願いしたり、自身でマネーフォワードなどのクラウド会計ソフトを駆使して作成することになります。