ここ3日間、ぼんやりと死についてばかり考えていた。
何か特別、悲劇的なことがあったわけではない。
ただ、理由ははっきりとしている。生きていることが退屈だったからだ。
何をやっていても、心が躍らない。とにかく退屈で仕方がないのだ。
どうすればこの退屈な人生を終わらせることができるのだろうか。
このままだらだらと寿命を待つくらいなら、今すぐ生を終えた方がいいのではないか。そんなことを考えていた。
僕は、つくづく世間というものが分からない。
何をそんなに必死に退屈な人生を全うしようとしているのか。なぜこんな退屈な人生をなんの疑問もなく、演じ続けることができるのか。
なぜ、みんな無意味で退屈な人生に耐えられるのかさっぱり分からないのだ。
退屈だ。

どうせ死んでしまうのに、なぜいま死んではいけないのか? (角川文庫)
- 作者: 中島義道
- 出版社/メーカー: 角川グループパブリッシング
- 発売日: 2008/11/22
- メディア: 文庫
- 購入: 20人 クリック: 225回
- この商品を含むブログ (31件) を見る