クソログ

孤独の海

Z世代が弱い理由と御剣流の教え

「生きようとする意思はなによりも強い」
それが師匠が教えてくれた飛天御剣流の教えだった。

まともに通学、通勤できない。バックレ。権利ばかりを主張し、義務を果たせない。
Z世代が弱いのは生きようとする意志がなくても生きられるから。
なんだかんだ今の日本はとても豊かで、働かなくても飯が食える。生きていける。生まれた時から、食糧が豊富にあり、便利なものも周りにいくらでもある。
生きようとする意志がなくても生きていけるのだ。飢えや病がもっと切実な時代はこうはいかなかった。空襲の中で「HSPガー」とか言ってるやつはいなかった。生きようとしなければ生きていけなかった。そしてその生きようとする意思は人を強くした。そう、中岡元のように。
中岡ゲンは強かった。生きようとする意思を持っていたから。
もちろん、頑張っても報われないみたいな今の日本の閉塞感の影響も0ではないとは思う。それがZ世代の気力を奪っているとも言えるかもしれない。
だが、中岡ゲンの幼少時代に比べるとはるかに恵まれていて豊かなはずなのに、焼け野原の日本の絶望感よりははるかにマシなはずなのに、Z世代は弱い。それは恵まれていることが生きようとする意思を奪っているからである。

数多の人を斬ってきたから、自分だっていつ死んだってかまわない。
だが、いつ死んでもいいと自分の命を軽んじている人間は、結局のところ人の命も軽んじてしまう。
生きようとする意志が不可欠なんだ。それが師匠が身を張って教えてくれた光明だったのだ。

今週のお題「練習していること」