クソログ

孤独の海

フェアレディZ武さんがモテる本当の理由

ヒトラーと禁欲について有名な話がある。
ヒトラーの青年時代の親友にアウグスト・クビツェクって人がいるのだけれど、二人はよくリンツの歌劇場に仲良く通っていた。そして、劇場での休憩時間に二人はよくロビーをうろうろしてたのだけれど、ある日、クビツェクはその際に女の子や婦人達の視線に気付いたのだった。
クビツェクは、この何か興味ありげな視線が、最初は自分に注がれているのか、ヒトラーに注がれているのかわからなかった。もしかしたらこの視線は僕に対するものかも・・とかヒトラーよりもイケメンのクビツェクは思ったりしていた。
しかし、よく観察すると、クビツェクはすぐに気づいてしまった。この視線は自分にではなくて、ヒトラーに向けられていたものなんだということが。
ヒトラーの服装はとても質素で、態度も控えめでそっけない感じだったらしいのだが、ご婦人にはとっても人気があって、時々振り向いて彼を見る婦人すらいたくらいだったという。
これらの出来事から、クビツェクははっきりと理解した。つまり、ヒトラーは強い女運を持っていて、しかも驚いたことに彼はまったくその幸運を利用しようとしないということに。ヒトラーは大都市のさまざまな性的倒錯に強い嫌悪ををもって立ち向かっており、オナ禁をかなり長期に渡って実践していた。
いったい女性達はヒトラーのどこにそれほど魅力を感じるのだろうとクビツェクは当時よく自問した。確かにヒトラーは均整のとれた顔立ちですらりとした若者だけど、一般的に美男子と呼ばれるほどの容姿でもなかった。もしかしたら、並外れた明るい目に彼女達は惹かれていたのかもしれないとクビツェクは感じていた。
また妙に厳しく、禁欲的な表情に惹かれるのかもしれない。いずれにせよ、教師や教授などの男性とは反対に、女性達は非常に早いうちからヒトラーの中にある特別なものを感じ取っていた。
ちなみにこれらはヒトラーが15~21歳ころのエピソード、まだだれも彼をしらない無名の時代。ヒトラーは完全なオナ禁主義者だったのだ。


なぜ自分のケツについた糞もろくに拭けないZ武さんがあんなにモテるのか…。そんなふうに考えた人も一人や二人ではないだろう。

なぜ彼はモテるのか。あるものは言った。「彼は手足が不自由な分、口が達者でトークがうまいからだ。」

また、あるものは言った。「人を頼らざるを得なかった分、高いコミュニケーション能力が備わっていたからだ。」と。

いずれも間違っていないのかもしれない。だが彼がモテる本当の理由は、自分で自分の欲望を処理できない宿命づけられた強制禁欲によるものではないか…それが強力な原動力かつ溢れ出るフェロモンのようになり女性たちを惹きつけているのではないか。


…そんなふうに考えている時期が俺にもありました。

この続きはcodocで購入